開拓社叢書9
テンスとアスペクトの語法
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編著者:
柏野健次 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-1805-3
発売日:
1999年10月20日
定価:
3,190円(税込)(A5・248頁) |
内容
英語のテンス(時制)とアスペクト(相)を語法研究の観点から詳述。実例に基づいて、一歩踏み込んだ解説を試み、時に新たな事実を提示している。本書の論述から新知見を得られる読者も少なくないであろう。
目次
Part I テンス(時制)
第1章 現在時制
1.1. 中核的な意味
1.2. 現在時に言及する現在時制
1.2.1. 習慣的現在/1.2.2. 現在の状態/1.2.3. 永遠の真理/1.2.4. 瞬間的現在
1.3. 過去時に言及する現在時制
1.3.1. 歴史的現在/1.3.2. 新聞の見出し/1.3.3. 台本のト書き/1.3.4. 情報伝達動詞/
1.3.5. 慣用的な用法
第2章 過去時制
2.1. 中核的な意味
2.2. 過去時に言及する過去時制
2.2.1. 行為・出来事を表す過去/2.2.2. 過去の状態/2.2.3. 習慣的過去
2.3. 現在時に言及する過去時制(丁寧用法)
第3章 未来時の表現
3.1. willとshall
3.1.1. will/3.1.2. shall/3.1.3. 意志未来と単純未来の区別
3.2. be going to
3.2.1. be going toの表す二つの意味/3.2.2. 二つの用法に共通する特徴/
3.2.3. be going toとwillの比較/3.2.4. 構文面の特徴
3.3. 進行形
3.3.1. 中核的な意味/3.3.2. 動詞の種類/3.3.3. 計画と文の主語/
3.3.4. 語用論的な意味/3.3.5. 他の未来時を表す表現との比較/3.3.6. その他の特徴
3.4. 現在時制
3.4.1. 中核的な意味/3.4.2. 動詞の種類/3.4.3. 現在時制のもつあいまい性/
3.4.4. 進行形との比較/3.4.5. その他の特徴
3.5. 未来進行形
3.5.1. 未来進行形の二つの用法/3.5.2. 丁寧用法/
3.5.3. 他の未来時を表す表現との比較/3.5.4. その他の特徴
Part II アスペクト(相)
第4章 進行形
4.1. 進行形の中核的な意味
4.2. 動詞の分類
4.2.1. 状態動詞と動作動詞/4.2.2. 継続動詞と瞬間動詞/4.2.3. 3動詞の具体例
4.3. 進行形の用法
4.3.1. 状態動詞と進行形/4.3.2. 特殊な状態動詞と進行形/4.3.3. 継続動詞と進行形/
4.3.4. 瞬間動詞と進行形/4.3.5. 継続動詞と瞬間動詞の進行形のその他の特徴/
4.3.6. 過去進行形と情報授受/4.3.7. 小説における過去進行形/
4.3.8. 進行形を用いた丁寧用法/4.3.9. 「be+名詞」と「be+形容詞」の進行形
第5章 完了形
5.1. 完了形の中核的な意味(現在完了形を中心に)
5.1.1. 現在との関連性/5.1.2. 現在完了形と過去時制の比較
5.2. 現在完了形の用法
5.2.1. 「完了・結果」を表す用法/5.2.2. 「継続」を表す用法/5.2.3. 「経験」を表す用法/
5.2.4. その他の用法
5.3. 現在完了進行形の用法
5.3.1. 「行為・出来事の継続」を表す場合/5.3.2. 「行為・出来事の終了」を表す場合/
5.3.3. その他の特徴
5.4. 過去完了形の用法
5.4.1. 現在完了形に準じる場合/5.4.2. 「大過去」を表す場合/5.4.3. その他の特徴
5.5. 過去完了進行形の用法
5.6. 未来完了形と未来完了進行形の用法
5.6.1. 未来完了形の用法/5.6.2. 未来完了進行形の用法