英語指定文の構造と意味


目次


           
はしがき
 
序章 移動現象と指定文・叙述文 1
  0.1. 機能主義文法の流れ 1  
  0.2. 機能的分析の試み 3  
  0.2.1. 序 3  
  0.2.2. 左方向への移動現象 6  
  0.2.3. 右方向への移動現象 13  
  0.3. まとめ 20  
 
第1章 分裂文における指定の重層性 22
  1.1. 多重焦点型 23  
  1.1.1. 場面設定型 24  
  1.1.2. 項目列挙型 29  
  1.2. 疑似多重焦点型 31  
  1.3. 多重that節 34  
  1.4. 混 交 41  
  1.5. まとめ 43  
 
第2章 疑似分裂文の諸特性 44
  2.1. 疑似分裂文の統語論的特性 45  
  2.1.1. 焦点要素の統語範疇 49  
  2.1.2. 動詞の数の一致 50  
  2.1.3. 時制の一致 52  
  2.1.4. 法助動詞との共起関係 52  
  2.1.5. 文副詞(類)との共起関係 53  
  2.1.6. 否定辞との共起関係 54  
  2.1.7. 付加疑問文との共起関係 55  
  2.1.8. 文の要素の左方転位化 55  
  2.1.9. 焦点項目の代名詞化 57  
  2.1.10. ある種の等位節との共起関係 59  
  2.2. まとめ 61  
 
第3章 転位化と焦点化 62
  3.1. 主題転位文と焦点転位文の統語論的特性 65  
  3.1.1. 序 65  
  3.1.2. 転位要素の統語範疇 66  
  3.1.3. only, exactly との共起関係 67  
  3.1.4. as との共起関係 67  
  3.1.5. not ... but ... との共起関係 68  
  3.1.6. wh節の縮約の可能性 68  
  3.1.7. 日英語の比較 69  
  3.2. 二種類の転位文と類似構文の語用論的特性 71  
  3.2.1. 強勢付与の相違 72  
  3.2.2. 情報構造の相違 73  
  3.3. 複文における指定関係 80  
  3.3.1. 主節内に明示的な指定関係がある場合 80  
  3.3.2. 従属節(副詞節)内に明示的な指定関係がある場合 83  
  3.3.3. 主節と従属節がともに指定関係を含む場合 85  
  3.4. まとめ 87  
 
第4章 指定文におけるゆらぎ 88
  4.1. ゆるやかな同定 90  
  4.1.1. 分裂文と左方転位化 90  
  4.1.2. 句レベルのゆるやかな同定 91  
  4.1.3. 文レベルのゆるやかな同定 93  
  4.2. 分裂文の情報構造 99  
  4.3. 線条的なずれ 107  
  4.4. まとめ 110  
 
第5章 複合的指定文 112
  5.1. 指定文の並列的結合 113  
  5.2. 指定文の双方向的結合 115  
  5.3. 指定文の重層的結合 128  
  5.4. 指定関係の転換 132  
  5.5. まとめ 135  
 
第6章 指定文における省略現象 136
  6.1. 分裂文の縮約に関する先行研究 137  
  6.2. X'理論による分析 143  
  6.3. 分裂文の焦点要素の省略 145  
  6.4. 空所化に似た省略現象 155  
  6.5. まとめ 161  
 
第7章 個と群れ ---- 指定の連続性をめぐって ----

162

  7.1. 名詞句 vs. 文 163  
  7.2. 外見上の疑似分裂文 172  
  7.3. 自由関係詞節を含む指定文の可能性 177  
  7.4. 自由関係詞節を含む指定文の諸特性 180  
  7.5. まとめ 185  
 
第8章 個体と状況の指定 187
  8.1. 先行研究 191  
  8.2. 再分析 194  
  8.3. It-PMC の焦点要素の特性 198  
  8.4. まとめ 203  
 
第9章 不定詞節を含む指定文と叙述文 212
  9.1. 叙述文 vs. 指定文 213  
  9.2. 叙述文の諸特性 217  
  9.3. 指定文としての不定詞関係詞節構文 224  
  9.3.1. 序 224  
  9.3.2. 統語論的特性 225  
  9.3.3. 意味論的特性 228  
  9.4. まとめ 234  
 
第10章 wh疑問文における指定関係 236
  10.1. 指定文としてのwh疑問文 239  
  10.2. SWQ文の諸特性 240  
  10.2.1. SWQ文の生成 240  
  10.2.2. 発話の領域 247  
  10.2.3. 構成要素の統語範疇 248  
  10.2.4. 選択疑問文 249  
  10.2.5. 疑問の対象 250  
  10.2.6. Q−Aによる発話の構成 252  
  10.3. SWQ文の語用論的特性 253  
  10.4. まとめ 260  
 
終章 結語 261
  11.1. 各章のまとめ 263  
  11.2. 結語 266  
 
参考文献 269
引用文献 279
索  引 287


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