開拓社叢書 8

英語基本動詞の豊かな世界


目  次


           
はしがき
 
序 章 基本動詞と比喩について 1
  0.1. 基本動詞の特性―基本動詞10語は一般の動詞とどう違うか 1  
  0.2. 比喩的意味の拡大―幅広い意味・用法への手がかり 11  
 
第1章 「基本動詞+動詞的名詞」 15
  1.1. 「基本動詞+動詞的名詞」とは―動詞と名詞の結びつきとその特質 15  
  1.1.1. 動詞 17  
  1.1.2. 名詞 18  
  1.1.2.1. ゼロ派生名詞(動詞の語幹と同形) 20  
  1.1.2.2. 接辞つき派生名詞 21  
  1.1.2.3. 動詞と関係のない名詞 24  
  1.1.3. 「動詞+名詞」 25  
  1.2. 先行研究について 30  
 
第2章 どの動詞と名詞が結びつくか 42
  2.1. give―自分の所有域から何か(モノ→コト)を移す 43  
  2.1.1. 目的語が一つで何かを内より放出,主に口頭,身体行為 44  
  2.1.2. 目的語が二つで,誰かに何かを移す 49  
  2.2. have―自分の領域で何か(モノ→コト)を所有,経験する 59  
  2.3. make―自分の働きで新たに何か(モノ→コト)を生じさせる 68  
  2.4. take―自分の所有域に何か(モノ→コト)を取り込む 79  
  2.5. 4動詞のまとめ―名詞の意味分野と結びつく動詞 85  
  2.6. その他の基本動詞―do, get, put 88  
  2.6.1. do 89  
  2.6.2. get 92  
  2.6.3. put 93  
  2.7. その他の構文 95  
 
第3章 2語以上の動詞との結びつき 99
  3.1. 動詞の意味特性および名詞の意味の違い―組み合わせ全体の意味の違い 99  
  3.1.1. 動詞の意味特性による違い 100  
  3.1.2. 名詞の意味の違い 107  
  3.2. give ... a look, have a look, take a look ―用法の分析 111  
  3.2.1. give X a lookとhave / take a lookの違い 114  
  3.2.2. have a lookとtake a lookの違い 117  
  3.2.3. 3用法の比較 118  
  3.3. 統語,意味上の違い 121  
  3.3.1. 自動詞的意味と他動詞的意味 121  
  3.3.2. 能動的意味と受動的意味 122  
  3.4. 文字どおりの意味と比喩的意味―動詞的名詞も比喩的意味に拡大 129  
  3.4.1. それぞれ別個の動詞と結ぶ場合 130  
  3.4.2. 同じ動詞と結ぶ場合 131  
  3.5. 一般動詞との結びつき―一般動詞は基本動詞へ還元 133  
 
第4章 「基本動詞+名詞」の文構造と意味 138
  4.1. 基体動詞との対応―構文上および意味上基体動詞とはどう対応するか 138  
  4.1.1. 構文上の対応 138  
  4.1.1.1. 基体動詞が自動詞の場合 139  
  4.1.1.2. 基体動詞が他動詞の場合 142  
  4.1.1.3. 動詞と名詞の自動詞,他動詞用法の対応 148  
  4.1.1.4. 基体となる動詞のない名詞との結合 150  
  4.1.2. 意味上の対応 151  
  4.2. give構文―giveのとる3項目(主語,直接目的語,間接目的語)の関係 156  
  4.2.1. 目的語一つの型と二つの型について 157  
  4.2.2. to-NP型をとらないグループ 160  
  4.2.2.1. 形と意味の関係 160  
  4.2.2.2. 情報伝達,主題の関係 161  
  4.2.2.3. 間接目的語とinalienability 162  
  4.2.3. to-NP型をとる場合 165  
  4.3. 名詞の修飾語句 169  
  4.3.1. 動詞的名詞の修飾 169  
  4.3.2. 名詞の修飾と動詞の修飾 172  
  4.3.3. 修飾語句と名詞性 175  
  4.3.4. 冠詞 176  
  4.4. 他動性と受動化―受動化のしやすさと動詞の意味の軽さ 180  
  4.4.1. 他動性 180  
  4.4.2. 「基本動詞+名詞」構文の受動化 183  
  4.5. 'inalienability'と「基本動詞+名詞」構文 190  
  4.5.1. inalienableという性質 190  
  4.5.2. 「基本動詞+名詞」構文のグループ分け 195  
  4.6. 「基本動詞+不変化詞(前置詞,副詞)」との対比―共通点と相違点 198  
  4.7. 日本語の「(を)する」構文との対比―共通点と相違点 203  
 
第5章 「基本動詞+名詞」の使用域 209
  5.1. テキストの領域―文学,新聞・雑誌,学術文による違い 210  
  5.1.1. 4動詞の分布 210  
  5.1.2. 名詞の内容 211  
  5.1.3. 名詞の形態 212  
  5.1.4. 態 213  
  5.1.5. give構文の目的語 214  
  5.1.6. 修飾語句 215  
  5.2. 話し言葉と書き言葉,形式の度合い,文体 216  
  5.2.1. mode(伝達媒体)―話し言葉と書き言葉 216  
  5.2.2. speech level(格式ばった文体とくだけた文体) 218  
  5.2.3. style(修辞的文体) 221  
  5.3. 地域差 221  
 
「あとがき」に代えて―英語教育の面から「基本動詞+名詞」を考える 225
 
参考文献 230
 
索引 238
  1. 事項索引 238  
  2. 人名索引 241  


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