開拓社叢書 3

英語学の視点


目次


         
第T部 英文法の諸問題
 
第1章 法助動詞の意味論 2
  1.1. 様相 2  
  1.2. 法助動詞の2用法 7  
  1.3. 若干の問題点と批判 12  
 
第2章 存在文再考 16
  2.1. 存在文 16  
  2.2. 存在文の生成 17  
  2.3. 存在文に現れる小節の特徴 23  
  2.3.1. 叙述か後位修飾か 23  
  2.3.2. XP の種々相 24  
  2.4. 存在文への制約 25  
  2.5. 動詞的存在文 29  
  2.5.1. 動詞的存在文の特徴 29  
  2.5.2. 動詞的存在文の生成 32  
 
第3章 使役構文と心理動詞 − 日英語比較統語論 − 35
  3.1. 使役構文の意味 35  
  3.1.1. 使役構文の主語 35  
  3.1.2. <強制>と<許容> 36  
  3.1.3. 「消極的な許容」? 40  
  3.2. 使役構文の派生 42  
  3.3. 格(助詞)付与 45  
  3.4. 心理動詞と照応形 47  
 
第4章 完了形の諸問題 53
  4.1. 名 称 53  
  4.2. 完了形の意味 53  
  4.3. 完了形の諸問題 58  
  4.3.1. 問題 1 58  
  4.3.2. 問題 2 59  
  4.3.3. 問題 3 60  
  4.3.4. 問題 4 61  
  4.3.5. 問題 5 61  
  4.3.6. 問題 6 63  
  4.3.7. 問題 7 65  
 
第II部 語法研究
 
第5章 What's NP doing here? の構文 68
 
第6章 「Here's + 複数名詞」について 72
 
第7章 l hear = l have heard の語法 75
  7.1. 従来の研究 75  
  7.2. この語法の分析 77  
  7.2.1. 「受信動詞」の場合 77  
  7.2.2. 「発信動詞」の場合 79  
 
第8章 vote Conservative 80
  8.1. 英英辞典の記述 80  
  8.2. より妥当な解釈 82  
 
第III部 生成文法の諸問題
 
第9章 生成文法の学校文法への応用 88
  9.1. wh 移動 88  
  9.1.1. 関係代名詞の場合 88  
  9.1.2. wh 疑問文・感嘆文の場合 96  
  9.2. NP 移動 99  
  9.3. 下位範幅化 101  
  9.4. 節の種類 108  
  9.5. コントロール理論 111  
  9.6. X-bar 理論 114  
 
第10章 能格動詞と中間動詞 119
  10.1. 能格 119  
  10.2. 能格動詞 120  
  10.3. 従来の研究 121  
  10.3.1. Fillmore(1968) 121  
  10.3.2. Halliday(1970b) 122  
  10.3.3. Chomsky(1981) 123  
  10.3.4. COBUILD(1987) 124  
  10.4. 批判と代案 125  
  10.5. 中間動詞 128  
 
第11章 二重補文標識フィルターについて 132
  11.1. 二重補文標識フィルターは言語普遍的か 132  
  11.2. that は補文標識か関係詞か 135  
  11.3. なぜ英語では二重補文標識が許されないのか 140  
 
第12章 GB 理論の諸問題 142
  12.1. AgrP について 142  
  12.2. 格付与について 146  
  12.3. 空演算子について 152  
  12.4. 小節について 155  
 
第13章 原理・パラミター理論批判 158
  13.1. 不定詞 to の資格 158  
  13.2. i の中の i の条件 161  
  13.3. 英語の不定詞を否定する not 164  
  13.4. INFL パラミター 166  
  13.5. 格照合 169  
  13.6. 最小性条件 172  
 
第IV部 英語学の視点
 
第14章 英語的論理を知る 178
  14.1. 文法上の"論理" 178  
  14.1.1. 一致について 178  
  14.1.2. 数について 179  
  14.1.3. 「近いほうが強い」 180  
  14.2. ディスコースの"論理" 181  
  14.3.メタファーまたは文化の"論理" 182  
  14.3.1. 「議論は戦いである」 182  
  14.3.2. 「議論は旅である」 184  
  14.3.3. 「ことばは導管を通して伝わる」 185  
  14.3.4. me-first の考え方 186  
  14.3.5. 「時は金なり」 187  
  14.3.6. 二重基準 187  
 
第15章 英英辞典の定義と英語の論理 189
  15.1. 語彙の対応の型 189  
  15.2. 語義のずれ 191  
  15.3. 続語的観点から 193  
  15.4. 句動詞の構造的意味の論理 195  
 
第16章 英語学教育について 198
  16.1. 言語的直観について 198  
  16.2. 言語思想について 198  
  16.3. 言語学と文献学の一体化 199  
  16.4. 理想上の話し手・聞き手と統語的変異 201  
  16.5. 複数の言語理論の必要性 201  
  16.6. 言語資料と言語事実 203  
  16.7. 母語との対照研究 204  
  16.8. おわりに 205  
 
第17章 表現論の構造と体系 − Greatn Expectations を例証として − 206
  17.1. 表現論の構造と体系 206  
  17.2. 各層における分析の対象 210  
  17.2.1. Sound の層 210  
  17.2.2. Word の層 211  
  17.2.3. Phrase の層 211  
  17.2.4. Sentence の層 212  
  17.2.5. Discourse の層 213  
  17.2.6. さらに上位の層 213  
  17.3. 創作の過程と文学作品の分析 214  
  17.4. 言語学的方法との比較 217  
  17.5. 「スタイル」とは何か 218  
  17.6. Great Expectations の分析 218  
  17.6.1. 作家の M の層 218  
  17.6.2. 二,三のシンボリズム 221  
  17.7. おわりに 222  
 
参考文献 225
索 引 232


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