開拓社 言語・文化選書79
選択の言語学
― ことばのオートフォーカス ―
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編著者:
篠原俊吾 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2579-2
発売日:
2019年3月22日
定価:
2,200円(税込)(四六・216頁) |
内容
私たちは日頃、歩行や呼吸をするのと同じように、特別に意識することなくことばを用いている。つまり、ことばの大半は特段の努力を伴わずとも反射的に用いられていることになる。であるとすれば、私たちは瞬時に何を基準に、何を選び、何を選ばないのか。本書は言語学のみならず、心理学、行動経済学、将棋の棋士の意思決定など多くの知見を援用しながら、ことばの選択のメカニズムについて考えていく。
目次
第1章 ことばの選択の背後にあるものは何か
第2章 知っているものに近づけて見る
第3章 前景,背景の選択
第4章 システムの選択:反射の1,熟慮の2
第5章 知識,記憶,連想:点を支える裏方
第6章 ずらす(1):ことばのオートフォーカス
第7章 ずらす(2):時間
第8章 ずらす(3):形の選択
第9章 因果関係の選択
第10章 「ありえない」問題,「間違えやすい」問題
第11章 「ずらす」視点はどこから来るのか
第12章 ずらして生まれる新しいことば
第13章 「ずらす」視点から分かること