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開拓社 言語・文化選書15
意味論から見る英語の構造
― 移動と状態変化の表現を巡って ―

編著者:
米山三明 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2515-0
発売日:
2009年10月20日
定価:
1,760円(税込)(四六・192頁)
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内容

本書は、英語の移動表現と結果構文について、日本語などとの比較を織り交ぜながら、最近の意味論の視点から分析したものである。本書における意味論的分析をとおして、読者は英語がゴール志向性の強い言語であることを実感するはずである。前半の移動・状態変化表現の分析と後半のヘレン・ケラーの英語の分析により、英語の構造的な特徴とその学習法に関して示唆に富んだ提案を行っている。
図書館協会選定図書

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目次

まえがき

第1章 意味の世界へようこそ
 はじめに
 1.1. 意味論の考え方
 1.2. カテゴリー化
 1.3. 意味構造について
 1.4. 項と付加詞
 1.5. 概念意味論について
 1.6. 空間と言語
 1.7. 語彙意味論について

第2章 移動表現を分類する
 はじめに
 2.1. 語彙化のパターンから見た英語と日本語
  2.1.1. 英語と日本語
  2.1.2. 言語の類型
  2.1.3. 様態と経路
 2.2. 前置詞の機能
 2.3. 英語の移動表現
  2.3.1. 英語の移動動詞の分類
   2.3.1.1. Aタイプ:様態を伴わない移動動詞
   2.3.1.2. Bタイプ:様態を伴う移動動詞
   2.3.1.3. Cタイプ:動きを伴う行為動詞
   2.3.1.4. Dタイプ:動きを伴わない行為動詞
   2.3.1.5. 音放出動詞
   2.3.1.6. その他のタイプ
  2.3.2. 英語の移動動詞の構造
  2.3.3. 関連した事項
   2.3.3.1. climbの意味分析:優先規則
   2.3.3.2. 意味拡張
 2.4. 日本語の移動表現
  2.4.1. 英語と日本語の対比
  2.4.2. 非有界的経路
  2.4.3. 「まで」
 2.5. 二種類の経路
 2.6. 傾向としての語彙化

第3章 移動表現との関連から見た結果構文
 はじめに
 3.1. 結果構文に現れる自動詞
 3.2. 直接目的語制約
 3.3. 結果構文の分類
 3.4. 結果構文と移動表現を共通のものと見る考え方
 3.5. 移動表現の位置づけ
  3.5.1. 解釈規則
  3.5.2. 空間表示
 3.6. 結果構文と移動表現の類似性
 3.7. 結果構文における擬似再帰代名詞
 3.8. in, to, into
 3.9. 移動表現と結果構文の役割分担

第4章 ヘレン・ケラーを通して見る英語の構造
 はじめに
 4.1. 移動表現
  4.1.1. way構文
  4.1.2. 音放出動詞
  4.1.3. 解釈規則
  4.1.4. climb
 4.2. 結果構文
 4.3. into

第5章 移動表現と結果構文の意味構造・統語構造
 はじめに
 5.1. 二種類の経路再考
 5.2. 日本語における移動表現再考
 5.3. 非有界的な経路との共起
 5.4. (非)完結性と(非)有界性
 5.5. 移動表現の意味構造
 5.6. 結果構文の意味構造
 5.7. 移動表現と結果構文の統語構造

あとがき
参考文献
索引

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