開拓社 言語・文化選書2
新版 言外の意味(下)
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編著者:
安井稔 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2502-0
発売日:
2007年10月25日
定価:
1,540円(税込)(四六・168頁) |
内容
アイロニーの中に盛られている反対の意味というのは、言内の意味から、一定の状況下では、きわめて直線的に至り着きうるものである。文字どおりの意味と、その反対の意味とは、遠くて近い仲なのである。どうして、回りくどい言い方をするのかというと、一つには、好ましくないことを単刀直入に言いたくないからであり、もう一つには、逆転的屈折を含むほうが、より痛烈だからである。
日
目次
はしがき
第16章 言語の束縛を解く
第17章 メタファー解法の第二段階
第18章 メタファーはどこまで分かるか
第19章 メタファーは語のどこが担うか
第20章 メタファーに対する誤解
第21章 共感覚とメタファー
第22章 共感覚表現におけるアイコン
第23章 死なないメタファー
第24章 アイロニーへの道
第25章 アイロニーの条件
第26章 アイロニーの否定
第27章 言外の意味と否定
第28章 首尾一貫性の原理
第29章 連結されたあいまい文における首尾一貫性
第30章 言外の意味と首尾一貫性
参考文献
索引