開拓社 言語・文化選書1
新版 言外の意味(上)
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編著者:
安井稔 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2501-3
発売日:
2007年10月25日
定価:
1,540円(税込)(四六・160頁) |
内容
人間は、自らの作った言語によって、その思考様式を規制され、束縛され、画一化されているという面があるが、言外の意味の典型例であるメタファーの使用は、こういう言語の束縛に対する人間の反逆と復讐とを示しているものである。生きのよいメタファーに見られる、俗世界の選択制限など吹き飛ばしてしまうダイナミズムもそこに根差している。
日
目次
はしがき
第1章 言外の意味は求められないか
第2章 言語的コンテクストとのかかわり
第3章 非通常意味と慣用的言外の意味
第4章 非慣用的言外の意味
第5章 ずれの度合い
第6章 言外の意味算定の基礎
第7章 言外の意味算定の実際
第8章 会話の作法とその違反
第9章 意図的な作法違反の意味
第10章 内と外との間
第11章 言外の意味としてのメタファー
第12章 メタファー解法の第一段階
第13章 メタファーと選択制限違反
第14章 意味あり、形を求む
第15章 選択制限違反のないメタファー
参考文献
索引