データとともに学ぶ生成文法の基礎
![]() |
![]() |
![]() |
編著者:
髙橋将一 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2419-1
発売日:
2025年6月9日
定価:
2,310円(税込)(A5・152頁) |
内容
本書では、豊富なデータを用い、生成文法研究が明らかにしてきた言語の性質について平易に解説している。生成文法が採用する概念が、言語を理解する上でなぜ必要なのかを説得的に説明し、その概念が分析の中でどのように活用できるのかといった実践的情報も盛り込んでいる。理論の変化に左右されない必須の知識や高い注目を集める現象に焦点を当て、初学者から研究を行なっている大学院生等まで長く使用できる内容になっている。
目次
第1章 人間言語の本質的性質
1.1 曖昧性
1.2 構造依存性
1.3 構成素構造
第2章 統語構造
2.1 統語範疇
2.2 句構造
2.3 動詞句
2.4 A移動
2.5 補文標識と主要部移動
第3章 構造関係
3.1 構造関係に関する基本概念
3.2 c統御と束縛条件
3.3 二重目的語構文
第4章 Ā移動
4.1 Ā移動の特徴
4.2 Ā移動が関わるその他の構文
4.3 移動に対する制約
4.4 A移動とĀ移動の統語的振る舞い
4.5 右方移動
4.6 非顕在的移動
第5章 非定形時制節
5.1 コントロール構文
5.2 コントロール構文と主語繰り上げ構文の統語的振る舞い
5.3 例外的格付与構文
5.4 コントロール構文と例外的格付与構文の統語的振る舞い
第6章 削除
6.1 音形を伴わない構造
6.2 削除の同一性条件
6.3 削除の認可条件