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ホーム > 出版案内 > 極小主義における説明理論の挑戦

極小主義における説明理論の挑戦
― 最適最小性が導く併合とコピー演算 ―

編著者:
石井透 後藤亘 小町将之 宗像孝
ISBNコード:
978-4-7589-2412-2
発売日:
2024年12月10日
定価:
5,280円(税込)(A5・368頁)
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内容

本書は執筆陣に極小主義の先鋭的研究を推進する研究者を集め、生成文法研究の最先端の動向を見渡せる構成をとった。前半の概説では最適演算性について経済性の数学的な視座を提供し、ラベル理論以降ボックス理論までの議論を端的にまとめている。後半では、事象の本質を簡潔なものに帰着させる研究論文を揃え、構造構築を担う演算システムの本質に切り込んでいる。探究の知的刺激を求める読者に読んでいただきたい一冊である。

目次

第I部 概説 ―演算メカニズムの成り立ちと諸概念:昨今の動向と枠組み―

序論 生成文法における経済性  豊島孝之

第1章 言語構造の構築を特徴づける要因
 第1節 第三要因  小町将之
 第2節 併合を中心とした概念の説明  石井透・後藤亘
 第3節 併合の形式及び適用様式について  中島崇法

第2章 SMT が形作る構造の派生
 第1節 コピー形成の最適化に基づく統辞研究の諸相  宗像孝
 第2節 SMTの促進的役割  小町将之・宗像孝

第3章 SMTと新たな方向性
 第1節 最小探索  林愼将・大宗純・小町将之
 第2節 ボックス理論  大宗純・杉本侑嗣

第I部 参考文献


第II部 研究論文 ―構造構築の演算と言語事象における原理的説明への挑戦―

A. 併合をめぐる諸問題

第1章 なぜ「併合」は二項なのか? ―その背後にある原理を探る―  石井透・後藤亘

第2章 コピーの区別に対する表示的分析とその帰結 ―「派生的」制約とECPの導出―  林愼将

第3章 作業領域に基づく等位接続構造の構築  中島崇法


B. コピー形成に基づく演算メカニズムの特徴と言語事象

第4章 命題領域の構築から節領域における叙述構造の形成  宗像孝

第5章 メモリのない統辞計算とフェイズ理論  剌田昌信

第6章 コピー形成による同族目的語構文  北田伸一

第7章 ボックス理論における残部移動  Andreas Blümel・後藤亘・杉本侑嗣


C. 第三要因に由来する探索の帰結

第8章 ボックス理論での一致と束縛  大宗純・小町将之

第9章 ΣAgreeとwh移動現象  大宗純

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