語用論の基礎を理解する 改訂版
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編著者:
Gunter Senft (著) 石崎雅人 野呂幾久子 (訳)
ISBNコード:
978-4-7589-2364-4
発売日:
2022年11月16日
定価:
3,740円(税込)(A5・344頁) |
内容
言語と思考に関するサピア=ウォーフの仮説に対して、H. H. Clark (1996) は「言語は第一にコミュニケーションの道具であり、派生的に思考の道具であるにすぎない」と主張している。コミュニケーションのあり方が思考に影響することについては多くのところで指摘されているが、その詳細について語られることは少ない。本書は、現代社会においてますます重要となっている、ことば、コミュニケーション、社会の関係について深く考えるための好著である。
目次
序章
第1章 語用論と哲学
―われわれは言語を使用するとき、何を行い、実際に何を意味するのか(言語行為論と会話の含みの理論)―
第2章 語用論と心理学
―直示指示とジェスチャー―
第3章 語用論と人間行動学
―コミュニケーション行動の生物学的基盤―
第4章 語用論とエスノグラフィー
―言語、文化、認知のインターフェース―
第5章 語用論と社会学
―日常における社会的相互行為―
第6章 語用論と政治
―言語、社会階級、人種と教育、言語イデオロギー―
第7章 語用論の基礎を理解する
―まとめと展望―