敬語の文法と語用論
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編著者:
近藤泰弘 澤田 淳 (編)
ISBNコード:
978-4-7589-2360-6
発売日:
2022年3月23日
定価:
7,480円(税込)(A5・448頁) |
内容
現在の敬語研究の代表的研究者による包括的な論集。第I部「敬語の文法」、第II部「敬語の語用論」、第III部「敬語とポライトネス」の3部からなり、現代語、古典語、方言、トルコ語や中国語との対応など、最新の敬語研究を展開する。
目次
第I部 敬語の文法―敬語の理論と分類―
敬語から見た日本語の種類―ダイクシスからの考察―
近藤泰弘
『敬語の指針』についての覚書と、もう一つの敬語分類案
菊地康人
なぜいま敬語は「5分類」になったのか?
―日本人の敬語意識に起こっていること―
滝浦真人
古典敬語の特質と関係規定語の問題
小田 勝
第II部 敬語の語用論―敬語運用の歴史と地域差―
日本語敬語の運用に関する語用論的研究
―相対敬語の類型化をもとに―
澤田 淳
10世紀末『落窪物語』における下位への対面素材敬語
―発話場面の文脈との関わりから―
森山由紀子
近世後期洒落本の「受益型」行為指示表現
―地域差と現代語との差異―
森 勇太
昔話談話にみる待遇表現の地域差
日高水穂
第III部 敬語とポライトネス―対人配慮と言語対照―
ポライトネスとキャラクター
金水 敏
ポライトネスと膠着語―日本語とトルコ語をめぐって―
テキメン・アイシェヌール
行為要求表現の形式と意味―日本語と中国語の場合―
井上 優