語用論のすべて
― 生成文法・認知言語学との関連も含めて ―
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編著者:
今井邦彦 岡田聡宏 井門亮 松崎由貴 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2358-3
発売日:
2021年12月7日
定価:
3,080円(税込)(A5・240頁) |
内容
語用論は言語の意味を説明するという。意味論とはどういう関係にあるのか。語用論とは言語理論の一部をなすものか。それともそれとは別の目標を持つのか。
言語理論の一方の雄・生成文法は、言語は人間に生物中で唯一性を与えており、人間の外(そと)には存在しないとする。他方の雄・認知言語学は、言語は人間の外にある認知的諸過程に本質的に依存すると主張する。
本書は3理論理解への最上の道である。
目次
第I部 語用論入門
第1章 語用論とは?
第II部 入門編
第2章 言語行為理論(1)―3つの言語行為
第3章 言語行為理論(2)―間接言語行為・適切性条件
第4章 グライスの語用論(1)―協調の原理と会話の格率
第5章 グライスの語用論(2)―会話の含意
第6章 新グライス派の語用論とポライトネス理論
第7章 関連性理論(1)―関連性の原理と解釈の手順
第8章 関連性理論(2)―明意と暗意
第9章 関連性理論(3)―語彙語用論と亜人格性・心の理論・モジュール
第III部 発展編
第10章 関連性理論と生成文法
第11章 言語科学とは
第12章 生成文法に対峙(?)する認知言語学