日本語研究と言語理論から見た言語類型論
編著者:
窪薗晴夫 野田尚史 プラシャント パルデシ 松本曜 (編)
ISBNコード:
978-4-7589-2298-2
発売日:
2021年2月22日
定価:
4,400円(税込)(A5・328頁) |
内容
本書は、個別言語としての日本語の研究と一般言語学・言語類型論との架け橋を目指して、言語の類型を日本語と言語理論の視点から考察したものである。
第I部では言語類型の中に日本語を位置づけながら、日本語から見た言語類型論の諸問題を考察している。第II部では最適性理論、生成文法、計算言語学、認知言語学という4つの異なる言語理論を解説しながら、それぞれの言語理論が言語類型をどのように捉えているかを論じた。
目次
第I部 日本語と言語類型論
第1章 日本語のアクセントと言語類型論
窪薗晴夫
第2章 日本語諸方言のイントネーションと言語類型論
五十嵐陽介
第3章 日本語のオノマトペと言語類型論
秋田喜美
第4章 日本語の文の主題と言語類型論
野田尚史
第5章 日本語のとりたて表現と言語類型論
井戸美里
第6章 日本語の語順と言語類型論
山本秀樹
第7章 日本語の有対動詞と言語類型論
プラシャント パルデシ
第8章 複数局面を含む移動事象表現と言語類型論:日本語と他言語の比較
松本曜・鈴木唯・高橋舜・谷川みずき・長屋尚典・吉成祐子
第II部 言語理論と言語類型論
第9章 最適性理論と言語類型論
田中 雄
第10章 生成文法と言語類型論
岸本秀樹
第11章 計算言語学と言語類型論
窪田悠介
第12 章 認知言語学と言語類型論
守田貴弘