言語理論の経験的基盤
![]() |
![]() |
![]() |
編著者:
長谷川欣佑 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-2203-6
発売日:
2014年9月21日
定価:
3,520円(税込)(A5・216頁) |
内容
生成文法理論の最大の貢献は、その目標自体(=個別言語の言語能力および普遍的言語獲得能力を明示的な形で表現するための理論装置の開発)が、理論・実証両面で多くの発見を促し、統語分析の質を飛躍的に高めたことにある。最近の主流をなす極小主義プログラムは野心的であるが、理論と経験的事実との健全な相互依存関係が希薄になる傾向が見られる。著者は極小主義に立つ多くの研究が依拠する基本的仮定群を再検討し、生成文法の基本理念に基づくより妥当な文法理論の建設を目指す。