開拓社叢書34
自然言語をめぐる秩序
― 言語化と概念化 ―
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編著者:
船山仲他 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-1829-9
発売日:
2020年9月10日
定価:
3,190円(税込)(A5・244頁) |
内容
「言語表現」と推論が「個人概念a」と「個人概念b」の間に交わされることによって言語コミュニケーションが成立すると捉えるモデルを提案する。「言語表現」は形式と意味のペアによって、「個人概念」は概念によって構成される。話し手は、自身の概念を基に「言語表現」を産出(“言語化”)し、聞き手はその「言語表現」の意味を自身の「個人概念」に取り込む(“概念化”)。そのやり取りによって自然言語の秩序が成り立つ。
日本通訳翻訳学会新崎賞受賞
目次
第1章 言語コミュニケーションのモデル
第2章 “言語化” とは
第3章 “概念化” とは
第4章 言語化と概念化の非対称性
第5章 同時通訳はなぜ可能か