語用論研究 第20号
編著者:
日本語用論学会 (編)
ISBNコード:
978-4-7589-1770-4
発売日:
2019年3月20日
定価:
4,180円(税込)(B5・184頁) |
内容
1999年創刊の「日本語用論学会」の学会誌。語用論の研究は意味論、統語論、社会言語学、心理言語学、認知言語学、それに日本語学をはじめとするさまざまな語学教育などの活動が交差する領域を占める。これらの分野の論考等を掲載。年1回、3月刊行。
既刊号の掲載論文名は日本語用論学会のサイトでご覧いただけます
目次
〈巻頭言〉
加藤重広 『語用論研究』の20周年にあたって 美しい砂の山をきずくために 1
〈特別寄稿論文〉 20周年記念講演より
Jonathan Culpeper and Daniel Van Olmen, Historical Pragmatics and Dialogue: Early Modern English Negatives and beyond 3
Stephen C. Levinson, Spatial Cognition, Empathy and Language Evolution 16
〈招待論文〉
[研究論文] Ayse Nur Tekmen トルコ語に見られる敬語及び丁寧表現 22
[研究論文] 西田光一 談話内のことわざの代用機能とグライスの協調の原理の再評価 41
〈一般投稿論文〉
[研究論文] 平田一郎 指示表現のレトリック 62
[研究論文] 太田奈名子 占領期日本(1945-1952)におけるラジオ番組『真相はこうだ』の批判的談話研究―〈国民の声〉による〈会話〉を考える― 82
〈シンポジウム〉 20周年記念シンポジウム「語用論研究の広がり:語用論の関連分野からの提言」
松本曜 意味論と語用論は近づいたか 103
定延利之 民族音声学の夜明け 109
酒井弘 含意と推論の基盤を探る 114
鍋島弘治朗 総 括 121
〈書評論文・書評〉
[書評論文] 窪田悠介 Pragmatic Aspects of Scalar Modifiers: The Semantics-Pragmatics Interface, Osamu Sawada. Oxford University Press, 2018, vii + 254p. 125
[書評論文] 山口征孝 『話しことばへのアプローチ―創発的・学際的談話研究への新たなる挑戦』鈴木亮子・秦かおり・横森大輔 編. 東京:ひつじ書房, 2017, vii + 269p. 135
[書評論文] 田中廣明 Doing Pragmatics Interculturally: Cognitive, Philosophical, and Sociopragmatic Perspective, Rachel Giora and Michael Haugh (eds.). Berlin: Mouton De Gruyter, 2017, xi + 350p. 144
[書評] 内海彰 Rhetorical Questions: A Relevance-Theoretic Approach to Interrogative Utterances in English and Japanese, Risa Goto. Tokyo: Hituzi Shobo, 2018, viii + 194p. 155
〈語用論の新しい流れ〉
早野薫 レヴィンソンが牽引するインタラクション研究 160