最新英語学・言語学シリーズ13
認知言語学(1) 認知文法と構文文法
編著者:
加賀信広・西岡宣明・野村益寛・岡崎正男・岡田禎之・田中智之 (監修) 坪井栄治郎 早瀬尚子 (著)
ISBNコード:
978-4-7589-1413-0
発売日:
2020年11月28日
定価:
4,070円(税込)(A5・296頁) |
内容
第I部では、他の文法モデルとの対照も交えて認知文法の独自な枠組みを詳細に解説し、それがいかに現実の言語使用から必然的に導かれ、第2期と呼ばれる近年の進展を要請するものであるかを示す。第II部では、「構文」概念の拡大と変遷の観点から様々なアプローチの意義と問題点を明らかにし、構文文法の多様な発展の様子を跡付けて現状を概観する。あわせて、隣接関連領域への応用などの今後の展望についても論じる。
目次
第I部 認知文法
第1章 はじめに
第2章 機能主義言語学、認知言語学、認知文法と「認知」の意義
第3章 認知文法の一般的な特徴
第4章 象徴体系としての文法
第5章 構文における「形式」
第6章 基本的文法概念に対する意味的規定
第7章 主語の意味的規定
第8章 節構造
第9章 認知文法とCxG,RCG
第10章 第2期認知文法
第11章 認知文法の分析の具体例:主体性と参照点の観点から
第12章 認知文法の談話の扱い
第II部 構文文法
第13章 はじめに
第14章 構文文法の展開
第15章 構文文法の発展と修正
第16章 フレーム意味論とフレームネット
第17章 構文文法の射程の拡がり
第18章 構文文法理論の他の潮流
第19章 まとめと展望