認知意味論を目指してIV
― Toward a Cognitive Semantics ―

編著者： レナード・タルミー　（著）　岩田彩志　菊田千春　西山淳子　（監訳）　西山淳子　森川文弘　澤田茂保　町田章　長谷部陽一郎　（訳） ISBNコード： 978-4-7589-1394-2 発売日： 定価： 4,620円（税込）（Ａ５・269頁）

内容

認知言語学の創始者の1人とされるレナード・タルミーが、人間の知覚と概念化の仕組みから文法の意味論に迫った大著は、1970年代から約30年の研究をまとめた認知言語学のまさに金字塔である。その待望の翻訳（全4巻）の最終巻では、現代の認知言語類型論の基盤を成す言語の事象統合の類型論、意味の借入と変移、意思伝達目標に関する認知処理、文化の伝達・維持の認知文化システム、「語り/ストーリー」の構造を扱っている。

『認知意味論を目指してI』

『認知意味論を目指してII』

『認知意味論を目指してIII』

目次

第5部　事象構造の表示における類型的パターン

第11章　事象統合の類型論
第12章　意味空間の借入：通時的ハイブリッド化

第6部　意味的相互作用

第13章　意味的な矛盾と解消
第14章　意思伝達目標と手段：その認知的相互作用

第7部　他の認知システム

第15章　認知文化システム
第16章 「語り/ストーリー」の構造を捉えるための認知的枠組み