イェスペルセン 近代英語文法VI
― A Modern English Grammar on Historical Principles Part VI Morphology ―
編著者:
Otto Jespersen (著) 丸田忠雄 (訳)
ISBNコード:
978-4-7589-1386-7
発売日:
2022年5月30日
定価:
5,940円(税込)(A5・512頁) |
内容
イェスペルセン著『近代英語文法』(MEG)第VI巻の内容の翻訳である。本巻「形態論」では、英語の屈折変化、語形成の歴史的発達が、古英語、ゲルマン諸語、古フランス語、ギリシア・ラテン語まで遡り、網羅的に解きほぐされる。イェスペルセンは、屈折でも語形成でも、混沌から明晰へ向かうという。これを彼は「効率」への収束と捉える。煩雑な屈折変化の水平化、無駄を削るべく多くの同形形態の出現(一方文脈から99.9%識別可能)、そして節略表現としての複合語や縮約形の頻用。本巻は、英語の発達が効率への志向であると例証する。
目次
第I章 序説
第II章 動詞における人称語尾
第III章 動詞における人称語尾(続き)
第IV章 動詞における時制形成
第V章 動詞における時制形成(続き)
第VI章 裸形の語
第VII章 裸形の語(続き)
第VIII章 複合語
第IX章 複合語 完結
第X章 重複複合語(Reduplicative Compounds)
第XI章 母音の変化;構成素の追加はない
第XII章 子音の変化;形式素の付加はなし
第XIII章 母音の語尾
第XIV章 通常の-er語尾
第XV章 rをもつ他の語尾
第XVI章 通常のs語尾
第XVII章 s語尾を用いての語群形成
第XVIII章 不変化詞における語尾-sと-st
第XIX章 他の破擦音の語尾
第XX章 語尾-n(-en)
第XXI章 鼻音をもつ他の接尾辞
第XXII章 ラテン語の接尾辞
第XXIII章 ラテン語の接尾辞(続き)
第XXIV章 歯音を含む接尾辞
第XXV章 最後の接尾辞群
第XXVI章 接頭辞
第XXVII章 前置詞的接頭辞
第XXVIII章 接頭辞、結び
第XXIX章 短縮形